保険屋に未来はあるか?

保険業界ってどうなるんでしょうか?そんなことについて自分勝手な考えを淡々と呟くブログです。

代理店手数料体系

先月、生命保険協会から「代理店業務品質のあり方等に関するスタディーグループ(代理店業務品質SG)」を設置しました!というリリースがありました。それにしても情報収集能力が欠けているところがあるらしく、この様な情報が直ぐに入って来ず、困ったものだなぁと。

 

ここからが本題。

これまで、手数料開示するの、されるの?なんて話をしていた訳ですが、生命保険協会では、まぁ、やるんでしょうね。特定保険商品だけ開示しているってのもね、何だかね、という感じなんでしょうか。で、その前に手数料体系を開示しましょう、&開示にあたっては体系の基準をどんなものにしましょうか?という話が始まる訳ですね。以下、ちょっと長めの引用ですが。

<引用>

設置背景

代理店の業務品質については、各保険会社・代理店における顧客本位の業務運営の観点から、2018年6月以降、代理店手数料の評価基準に、代理店の業務品質を加える取組みを進めてきたところです。
こうした各社の取組みに対して、各保険会社・代理店からの声に加え、金融庁との対話においても

-品質評価項目やその評価方法・水準等について、更なる改善が必要な事例も認められている
-実質的な業務品質の優劣を評価する方法へブラッシュアップしていく必要がある
-評価を受ける乗合代理店の立場で考えた時、生命保険各社が各々に品質評価項目を導入することによって、所属保険会社が多い代理店ほど対応事項が多岐に亘り困惑しているといった声も聞こえている
-業務品質の評価基準のあり方について検討を進めてほしい
との声を受けております。https://www.fsa.go.jp/common/ronten/201911/04.pdf
以上を踏まえ、今般、各社の顧客本位の業務運営の後押しに資する代理店業務品質のあり方等に関する調査・研究を目的に、各保険会社・代理店に加え、消費者団体や協会顧問弁護士、金融庁等のご意見を聴く場として、当会に「代理店業務品質のあり方等に関するスタディーグループ(代理店業務品質SG)」を設置いたしました。

<引用終わり>

要は金融庁に言われたからだよ、と公言しているようなものなんですけどね。さて、どんな結論になるんでしょう?

 

ちなみに、保険代理店のみなさん、特に生保のウェイトが高い代理店さん、評価基準の設定レベルの高い生命保険会社をベンチマークにこれ行ける、これ捨てる、といったシミュレーションを始めた方が良いかも、です。

 

なお、日本損害保険協会のWebサイトでは同じ様な話を見つけることは出来ませんでした。

代理店手数料体系については金融庁から損保の方が言われているイメージが強かったんですけどね。定期的に監督局保険課長も参加する院内集会も開かれていますし。一方で損保の方が利害関係者が多過ぎて、手を付けたくないって言う話も聞こえています。だからかな?

f:id:K050815revival:20200504082811j:imageそんなに見つめないでwww