事業再編とやら(その2)
前回「事業再編」なんてテーマで始めてしまったので、どういう風に続ければ良いかなぁと悩んでいましたら、丁度良い題材が。
(日経ビジネスさんからの引用です)
スクープ 日立、日立金属を売却へ 「選択と集中」が最終段階に 2020.8.20
日立製作所が約53%の株式を保有する上場子会社、日立金属を売却する検討に入ったことが日経ビジネスの取材で明らかになった。売却に向け外資系証券会社をファイナンシャルアドバイザーとして雇い、入札の準備に入った。日立金属は日立製作所グループの「御三家」の一角。同じく御三家の一つだった日立電線は2013年に日立金属と合併しており、もう一つの日立化成は今年、昭和電工に買収されている。日立金属が売却されれば「御三家」がすべて日立グループの外に出ることになる。 (引用終わり)
既定路線だったようですけどね。決算発表の時には河村CFOが、別の機会では東原社長が確か1〜2年で上場子会社の問題はケリつけるようなこと言っていたような。日立さんって最盛期?には20社くらい上場子会社持っていたんじゃないかな。残るは日立建機さんくらいですかね。
当然に売るところあれば、買うところ有りなんですが、買うところによって、保険会社にとってみたら「マジか」となるわけですよ。自社が食い込んでいる企業グループが買ってくれれば取引継続の蓋然性は高まりますが、他社が強ければ逆に取引継続の目が殆どなくなるわけで。
日立金属さんも多分管財物件、職域合わせればそれなりの規模だと思いますので現主取引保険会社さんは情報収集に必死でしょう、特に担当営業部門はね。
ちなみに前回「事業再編研究会報告書」の話をしましたが、日立の河村CFOってそのメンバー。時系列で並べてみましょう。
7/30 日立さん決算発表
7/31 事業再編研究会報告書公表
8/20 日立金属さん売却報道
良い感じで並んでいますね。ご存知の通り日立の中西会長は経団連会長ですから、先陣を切ったと言えなくもないかな。
と、つらつら書きましたが、本題に入る前に眠くなって参りました。と言うことで、事業再編と保険代理店(企業グループ内代理店)の悲喜こもごも、についてはまた後日にでも。
やっと向日葵が咲きました。先月涼しかったのでなかなか成長できず、今年はダメかなと思っていたら今月に入ってからの暑さでぐんぐん成長。