保険屋に未来はあるか?

保険業界ってどうなるんでしょうか?そんなことについて自分勝手な考えを淡々と呟くブログです。

保険屋に未来はあるか?

保険屋に未来はあるか?という問いから始めたこのブログですが、さて、未来は見えて来たのでしょうか?

一口に「保険屋」と言いましても保険会社、営業職員、保険代理店、ブローカー、そして今年中には仲介サービス業者と、大きく言えば2者に分かれますが、細分化すれば上のように区別できます。そして、それぞれで「未来はあるか?」という問いに対する答えは変わってくる筈。ま、ぶっちゃけ事業者ごとに答えは変わるのでしょうが、大きく言えば、という事です。

どうも自分の身の回りしか見えてない為か、それ程の変化を感じていませんが、いまこの時に「手」を打っているか否か、で数年後の姿が変わって見えるのではないでしょうか?

準備していますか?

よく見るのは、危機感だけは凄いあるけど動きが全然伴っていないパターンです。特に大規模な企業代理店に多い様な気がします。一方では、アイリックコーポレーションさんやアドバンスクリエイトさんの様に代理店としてだけでなく自らエコシステムをも構築しようとしている乗合代理店さんもあるわけですが、先に触れた企業代理店さんの多くは親会社に連なる職域マーケットがあるからか、鈍重な感が否めません。

ある大手代理店の中堅幹部と話をしましたが、その感覚の古さに愕然としたのが先週の話。結局のところ、「いま」からしか想像ができないし、あるべき姿を見聞きしているものの危機感がないから故かそこにキャッチアップしようとしないんですよね。データ活用の発想自体はあるにしてもそこに夢(2、3年先でしかありませんが)がない。

なので、日本の大規模企業グループの福利厚生担当のみなさんに言いたいことは、自社グループ内代理店はそろそろ切った方が良いかも知れませんね、と、まぁ、そんな話になってしまう訳です。ちょっとプロフェッショナルなファイナンシャル・プランナーや独立系のファイナンシャル・アドバイザーの話を聞けば、出入りしているグループ内代理店が如何に小さな世界のことしか語れていないかわかる筈です。そんなところに自社グループの何万という従業員とその家族の人生任せられますか?

ちょっと厳しいこと言い過ぎました。でも、先に述べたような「鈍重さ」というのは、この変化の中では致命的で、しかも、それに気付くべき経営者も自分の任期を全うすれば良いや、的な発想のようで、話は俄然大きくなって恐縮ですが、明治維新然り、先の大戦後もまた然り、動け(動か)なかった者たちが埋れていったんだな、と独り感じています。

「未来はあるか?」

この答えを今年の新入社員に向かって胸を張って言える保険代理店の経営者はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?

f:id:K050815revival:20210412203537j:image