保険屋に未来はあるか?

保険業界ってどうなるんでしょうか?そんなことについて自分勝手な考えを淡々と呟くブログです。

事業再編とやら(その4)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200929-00000080-kyodonews-bus_all

NTT、ドコモを完全子会社化へ 携帯値下げと成長両立

 

大きいですね。

本論から外れますが、4兆円を超す買収金額だそうで(買収総額は約4兆2500億円と、国内企業へのTOBでは過去最大)。

いろいろ理由はあるようですが、親子上場自体に「どうなの?」という疑問を呈されている中、まぁ妥当な線ではありますよね。

しかし、取得価格に4割もプレミアムを乗せるなんて。2週間くらい前にNTTドコモ株を買おうかどうか迷っていた私は、当時「菅新総理情報」でネガティブになり、結局手を出せず。いま、大後悔している状況です。

でもこのプレミアムってそのくらいの価値をNTTドコモは遠からず叩き出す、そんなNTTさんの思いを表しているものなのでしょうか。あぁ、悔しい。。。

 

それはさて置き。

私も保険業界にいる者として、携帯キャリアであるNTTドコモさんとauソフトバンク。この3社が金融メガ・プラットホームを、来年末には施行される「金融サービスの提供に関する法律」でどう展開していくのか、に関心があるわけですが、これで携帯キャリアという枠組みの「もう一つ上の階層」からの目線で対応する準備が整ったのかな、という感想です。

だからこそ、保険会社にとっても怖いな、と。企業分野は既存の保険会社に任せてもいいやと割り切り、個人分野は自らの物販金融なんでもかんでものプラットホームに載せてしまえ。そう思わんでもないのでは。もちろん元受で。だって、アクチュアリーなんて要らなくなるかもですよ。

はて、5年後くらいに今回の件を検証してみましょう。保険へのインパクトだけではないとは思いますけど。