保険屋に未来はあるか?

保険業界ってどうなるんでしょうか?そんなことについて自分勝手な考えを淡々と呟くブログです。

保険仲立人は保険会社と顧客の間で中立か?

保険仲立人=保険ブローカーですね。

何を今更感のあるお題ですが、敢えて触れてみるのは昨年末に公表された「金融サービス仲介法制*」に係る報告書の内容が気になるからです。

✴︎正式には「金融審議会 決済法制及び金融サービス仲介法制に関するワーキング・グループ 報告 2019 年 12 月 20 日」

金融庁は「今」どのように考えているのかな?と思わせる内容って何でしょう。ちょっと上記報告書から引用します。

→既存の仲介業者については、法律上、“金融機関の委託を受けて”…を行う(又 は“金融機関のために”…を行う)、とされているものもあれば、“顧客から委託 を受けて”…を行う、とされているものもある。他方で、仲介業者の行動は、実態上は、このような法律上の定義・位置付けよりも、報酬・利益をどこから受け取るのかといった経済的なインセンティブの影響を強く受けていると考えられる

<引用終わり>

つまり、法律上の規定より「誰から報酬を貰ってるか?」に行動が左右されてるよね。と言ってるわけですよ、これ。

一方、保険ブローカーは誰から報酬貰ってるの?

答え→「保険会社」

となれば、保険ブローカーだって中立ではあり得ない、と金融庁は思っているってこと?となる訳です。誠実義務があろうと、顧客のために、って法律上規定されていても?

 

しかししかし、そんなことを言いつつも販売事業者の中立性を判断する手段として、となると保険ブローカーの在り方を例にして次の様に結論づける訳ですよ。

 

→経済的なインセンティブに関する透明性を確保することで、顧客が仲介業者の中立性を評価できる環境を整えることが重要である。具体的には、所属金融機関を有しない既存の仲介業者である保険仲立人の制度にならい、新たな仲介業者に対し、金融機関から受け取る手数料等の開示を求めるこ とが適当である

<引用終わり>

 

頭の悪い私にはようわからんのです。