保険屋に未来はあるか?

保険業界ってどうなるんでしょうか?そんなことについて自分勝手な考えを淡々と呟くブログです。

家計簿アプリ

日本経済新聞 6月30日

日本生命保険など大手生保が家計簿アプリのマネーフォワードと連携する。年金保険の契約者が将来受け取れる年金額などをアプリで確認できるようにする。預金や証券口座などを合わせて管理できるフィンテックのサービスと組み、契約者が老後に備える資産形成に取り組みやすくする。(引用終わり)

 

まずは年金額の確認ですか。まあ、手頃かつニーズのある所から手を付けた、という感想です。他の大手生保も追随するらしいので一つの流れにはなりますよね。この流れが、先月12日に公布された「金融サービスの提供に関する法律」に繋がっていくのでしょう。そもそも、この法律に関する議論の中で家計簿アプリとか、という言及もあったし。

さて、マネフォさんは新たな金融サービス仲介業者になるんでしょうか。

APIを巡る動きはどんどん出て来れば良いと思っています。一部の先進的な代理店さんを除けば、生保も損保も、どこの保険会社の契約でも纏めて見れるツールなんてないですから。纏めて見れることがトリガーとなって、保険会社間の比較もし易くなり、サービスの質も上がっていくのではないでしょうか?

 

問題は「一部の先進的な代理店さん」以外の代理店さんがどう対抗して行くのか、だと思います。未だに紙ベースでやっていて、デジタル活用は内向き、つまり、自社の業務効率化という視点でしか考えられないところ。保険会社から見ても絶望的に時代を把握していない代理店さんって結構いらっしゃいますから。UX/CXなんて何のお話、というwww。この時代、乗り遅れると痛いと思うんですけどね。

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