保険屋に未来はあるか?

保険業界ってどうなるんでしょうか?そんなことについて自分勝手な考えを淡々と呟くブログです。

保険代理店はリテール分野で生き残れるか?

「コロナ禍の功罪」とか言い始めるとしたら、途端に「ふざけるな、罪しかないだろう」と言われるのがオチだろう、と重々承知の上ではありますが、世の中的には「功」の部分をフューチャーされている方も結構いらっしゃる訳で。

金融サービスの世界は特にそう言った声が大きい気がするのは気のせいでしょうか?もちろん保険の世界もご多分に漏れず、です。企業分野は別として、個人分野ではその様な動きが明確になって来たような感じを受けています。

コロナ禍の功罪の話に戻りましょう。コロナ禍前はセミナーを受講するにも現地に赴くしかありませんでした(私が参加していたのは)。しかし、コロナ禍後はご承知の通りです。時間場所を問わず最新の知識に触れることが出来ます。もちろん、多くの企業でテレワークも出来る様になったでしょう。時間だけではなく物理的な距離さえ縮まったのです。

このような動き、トレンドが保険業界にだけ及ばない筈はないのです。だからこそ、少なくともリテール分野では大きな、巨大な不可逆的な変化が生じると思われます。既に始まっている変化もありますが、押し並べて保険代理店の反応は鈍くはないでしょうか?損保生保、その中の個社ごとの動きはそれぞれではありますが、中抜きをしていくという基本的な路線に変わらないでしょう。例えば「結論から言えば、代理店に売り上げを依存している。彼らが嫌がるような動きやビジネスに着手できない保険会社は、変われないままだとこの先淘汰される可能性があります。」(銀行を淘汰する破壊的企業 (SB新書)』山本 康正著)などと言われています。しかし、このような環境下でも、いまなお大規模な保険代理店においてさえ保険会社に今後の動向を聞いて参考にしようという訳わからん感覚が生き残っていることも事実なのです。

ここに機関代理店と言われた企業保険代理店の根本的な問題があるのだと思います。

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