保険屋に未来はあるか?

保険業界ってどうなるんでしょうか?そんなことについて自分勝手な考えを淡々と呟くブログです。

神は細部に?

生命保険協会の代理店業務品質評価運営は細かい。損保側から見ると代理店自己点検を上回るあの細かさはちょっとやり過ぎ感がないわけでもない。あそこまでやるのであれば、大手生保の営業職員管理をもっと徹底した方が良いんじゃないかという気がしないでもない。

とは言いながら、あの評価項目を自己点検で使えば損保代理店の体制整備に役立つことも間違いない。一定規模の保険代理店の多くは生損保兼営だろうから生保サイドであの「制度(?)」採用を代理店に推奨してくれるのであれば、それはそれで損保の代理店管理高度化にも資することになるだろう。

だから、かどうかは分からないが、損保側で類似の「制度」が検討されている様子はない。金融庁も「真似しろ」と言っている形跡はなさそうだ。何故か金融庁は生保代理店と損保代理店を別モノと考えていると聞いた。確かに損保の代理店の多様性は生保よりあるわけだが、それが扱いを変えるほど決定的な理由になるとも思えない。金融庁は最近、あの「制度」の適用対象を事業報告書提出代理店に限らなくて良いじゃないか、と言い始めた。これが何を意味するのか、もうちょい様子を見てみたい。