保険屋に未来はあるか?

保険業界ってどうなるんでしょうか?そんなことについて自分勝手な考えを淡々と呟くブログです。

保険業界における個人分野の担い手は?

このブログの主たるテーマを取り上げたいと思います。題して「保険業界における個人分野の担い手は?」です。繰り返すなって。。。ツッコミは隣の席に置いといて。

 

業界内にいる方にどうこう聞いても既存のしがらみだったり、思い込みだったりがありますから、こういう問いを設定しては如何でしょう?

 

問い「保険業界で個人分野を扱う事業を新たに立ち上げたいですか?」

 

これ、絶対居るんですよ、間違いない。でも、既存事業者はやり直せるとしても過去に遡及して、という条件だったら、やらない、たぶん。既存事業者はこれまでの投資があるから引くに引けない、じゃないですかね。ヒト・モノ・カネ、相当注ぎ込んでるでしょうし、今迄はそれでやってこれた。大規模代理店なら多少の利益も確保しつつですね。しかし、頭切り替えなきゃいけないのは、あるべき姿を今の延長線上で考えたら「あかん」ことなんですよ。流行りのバックキャスティング、が必要なんです。未来から現在を規定する。。。

 

私が若い頃、小生意気な、或いはやたら偉そうに振る舞う保険代理店さんを通して保険販売することが嫌で堪らなかったことがありました。だったら、直販で良いではないか、と。しかし、哀しいかな、販売事業者:顧客=1:n、n=4桁が普通の世界で保険会社が販売事業者になることはできなかった訳です。ま、それが代理店制度を採用した理由なんでしょう。けど、今は違いますよね。完全じゃないけど保険会社と顧客が直接繋がることが可能になって来つつある。もっと言うと中抜きした方が顧客にとってよりメリットがあるのではないか?そんなことになっていませんか?徹底的にカスタマイズすること、これを保険代理店ができるのでしょうか?鍵は一つ一つの保険会社を束ねることが出来るかどうかです。

 

ある程度の規模をもつ乗合保険代理店では、保険会社からの提供データを使って「あなたの保障」を演出することができています。でも、顧客の期待はそんなものでしょうか?保険会社ですら危機感を持つ、銀行・証券・保険といった「金融」を束ねる必要があるとは思いませんか?それがDXでできる境地に達しつつある。

 

いま、そんな時代がまさに幕を開けつつあって保険代理店さんは自らの事業の継続性というモノを真摯に考える時が来ているんだと思います。これだけは神頼みという訳には参らんのです。f:id:K050815revival:20200714205508j:image