自動車保険ってどうなる?
2030年には自動車保険の保険料(規模)がここ1〜2年と比較して30%減少すると云ったホラーストーリーがあるかも、とおっしゃった保険会社さんがあるとかないとか。
初めて聞いた時、何寝呆けたこと言ってんだろ?と思ったことを思い出しました。相当忖度した発言だったのでしょう。(誰に?)
自動車保険を扱っている商品業務部にお聞きしたいのですが、自動車保険の保険料率ってどんだけの走行距離を想定しているのでしょうか?そもそも距離なんて関係なくてその型式の損害率だけなのかも?でもさ、これだけテレマティクスとかになると
①使用していない状態
②人間が運転している状態
③自動運転している状態
が分かる筈。①で言えば国土交通省によれば「日本の乗用車の稼働率は4%程度。この数値は世界でも同様のよう。 平均で1日1時間程度しか使用されていない」ということになります。でも、保険料ってこの4%を加味しているんでしょうか(オールリスクの車両保険除く)?損害率という観点から考えれば稼働率とは関係なく反映しているように思えますけどね。とは言いつつも稼働率は更に減少するんでしょう。
というように考えていくと、まず①は一応考慮して貰うとして、次に②③の区別はテレマティクス的に簡単だろうから③の保険料はメーカーに負担して欲しい、となりますよね。最終的な①+②の保険料って現在の保険料の何割くらいなんでしょう。
などなど考えていくと、冒頭の保険会社の方の発言ってアホかぁ、となるわけです。もうちょいまともなシミュレーションしませんか?お得意様の日本代協さんとの会合でしょ。
つまり、もっと減収するでしょう、というのが私の見立てです。今現在だって、高速道路とかでの自動運転ありますよね。あの保険料ってどうなってんの?って思いませんか。