保険屋に未来はあるか?

保険業界ってどうなるんでしょうか?そんなことについて自分勝手な考えを淡々と呟くブログです。

カテーテル?カルテル?

損害保険業界における価格調整の件は秋には一定の方向性を見るだろう。それが初秋なのか晩秋なのかは分からない。 どう転んでも業界にとって悪い方向にしか作用しないわけで、 いまの気持ちは暗澹たるものだ。

最近の報道では保険代理店にその原因を求めるような声も大きくな っている様だが、それのみに原因を求めるには無理があるだろう。 そんなことで責任逃れしようとしているとは思わないが、 今回指摘されてるような事象に保険会社、 保険代理店双方とも鈍感だったことは間違いない。さらに言えば、 保険仲立人はどうだったのか? そこにまでメスを入れなければならないだろう。

ちなみに保険会社(保険代理店向け含む)のコンプライアンス・ マニュアルに「禁止行為」 として独占禁止法関連の記載はあったのだろうか? 仮になかったとすれば、この業界が「慣習化」 するほどのリスクを抱えていたにも関わらず、 同法にさして注意を払っていなかった証左になる。 記載があったとしても金融庁はこういった面(リスク管理、遵法意識) について適切な調査を行うべきであるし、それは保険代理店に対しても同様であって各保険代理店の独占禁止 法に対する意識の在り方も検証すべきである。

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